2011年3月14日月曜日

旅日記 <3> あらら、最終日

研修旅行中、旅日記を書こうと思っていたが、なんと最終日になってしまった。
パソコンを持ち込んでも、まったく仕事は捗らず。バスの中でやろうと思ったの
が間違いだった。車酔いになりそうで、文字の打ち込みなどできなかった。ヴァ
ポレットの中も満員で座ることもできず、できなかった。
 
せめて、テルメ・ヴァルスのことや今回訪れた3つのスカルパ作品(カステル・
ヴェッキオ、ブリオン・ベガ墓地、クイリナーレ・スタンパーリア)について触
れたいが、帰りの飛行機で可能であれば。
 
津波の映像、福島第1原発の天井崩落の映像でかき消されてしまいそうであるが。

2011年3月8日火曜日

旅日記 <2> 部屋貸し

私はシングル。学生はツイン。
ヨーロッパでは部屋貸しがメイン。ツインの部屋は、1人だと2人利用の2倍の
料金になってしまう。
 
部屋を貸しているのだから、それを単位に料金を取るというのも理に適っている
し、利用者あたりの料金という日本のやり方も、理に適っている。しかし、日本
でツインの部屋ばかりを用意していたら、効率が悪い。ヨーロッパではツインが
多く、日本ではシングルが多いとすると、前者はカップルユースを、後者はビジ
ネスユースを前提としているのかもしれない。
日本人にとっては、ホテルへの宿泊は仕事が前提なのか....。家族で泊まる
なら旅館があるものな。食事は人数割りが基本だし、それがホテルの料金体系に
も影響を及ぼしている...などと考えて、中国のレストランで出てくる食事の
ボリュームが複数人で食べることを前提にしたものしか無く閉口したのを思い出
した。
 
いくつかの合理的と思われる解答が用意できるとき、どれを選択するかは慣習と
か文化とかと関連しているのかなと思い、そうだとしたら、環境心理のにおいが
すると感じたのでした。
 

旅日記 <1> 動物と人間の違い→リビアの争乱

第6回海外研修旅行出発。
 
飛行機の中で、動物と人間の違いを検証する番組を見た。
言葉を理解する、道具を使う、相手の意図を読む。遺伝的プログラムのみに基づ
いて動いているという古い考えによれば、これらは人間と動物を分け隔てる壁の
ようなものであったはずだ。しかし、動物行動学の成果によれば、これらは動物
にも見ることができる特徴だ。そういう主張の番組だった。
その中で、チンパンジーが(ボスを決めるために?)声を上げ、争い、噛み付き
合いしているシーンが出てきた。その後で、人間が角棒を持って殴り合っている
シーンが出てきて、「人間も大して変わらないよね。」という内容のコメントが
あった。
 
チュニジア、エジプト、バーレーンと来て、リビアの内戦状態はしばらく続きそ
うであるが、それらのニュース映像にも同じようなものがあった。あんなに、憎
しみ合えるものなのだろうか。
 
経済が右肩下がりで、庶民の不満爆発。そこに破壊行為が起こるから、ますます
経済が混乱する。そして、お金が入ってこなくなればさらに不満が蓄積される。
そういうスパイラル。経済的に潤っていない人の方が競馬や競輪、パチンコを
やってお金を放出しているみたいな悪循環。
落ちるところまで落ちないと、抜け出す方策はないのだろうか。いや、もう経済
も行くところまで行っているから、右肩下がりだとすると、抜け出すことはでき
ないのだろうか。
 
以前参加したエジプトでの学会で、人が住むための土地と仕事を与えるために、
ナイルの水を使っている話があった。こういうことをやっていくと、結局は人口
爆発。ますます水が足りなくなる。
Lufthansaの機内で、子どもたちへのドネーションの呼びかけがあったが、それ
で子どもが救われるとますます食糧不足。その解決見通しがないまま寄付してい
いのだろうか。よくわからない。
 
身の回りだけ見ていれば、存在しない問題。しかし、地球規模で見れば確実に存
在する問題。それが石油やマグロの需給安定として語られる中で身近に感じられ
る。そういう問題についてきちんと考えないと、戦争に巻き込まれたりと、大き
な問題につながっていく可能性もあるように思う。
 
 さて、どうしていったらいいのだろう。

2011年3月4日金曜日

1日に2度も交通事故に遭うとは....

朝、駅に向かう途中、駐車場から大きなトラックが出てきた。ちょうど歩道を車
両後部が抜けそうなタイミングで自転車を漕いでいたら、その後ろから突然自転
車が現れた。
 
衝突。
 
左尻、左腕、なぜか右の膝を打った。相手は男子高校生。歩道(自転車が通れる
広いもの)も右側を通るなら、少しは先のことを考えて欲しいものだ。
 
夜、駅からの道。今度は女性だった。
坂を登っていると、突っ込んできたのだった。
こちらはライトを点けているのだし、見えると思うのだが。
 
車道の右側を点灯もせずに降りてくるのはいかがなものか。私も不注意だが、街
灯だけだと、あまり見えないのだよね。
 
この話を昼時に助手にしたら、「最近の若者は避けませんよ。」と言われた。
自宅近辺で旦那に車で送ってもらったとき、女子中学生が4人、横に並んだまま
通り過ぎようとしたと。車が来ても、自転車が来ても、何も通っていないかのよ
うに振る舞ったのだと。
 
生き物を物質と見なしているのだろうか。
自分は何もしなくても、環境や相手が何かしてくれると思っているのだろうか。
単に関心がないのだろうか。