2010年3月25日木曜日

協力的な人...

先日、大学院のOGの会というのに出席しました。
大学で研究員をしているというOGが、こんなことをしゃべっていたのが印象に
残っています。
「赤ちゃんの睡眠について研究しているんですが、実験に協力してくれるお母さ
んというのは、決まって働いている人か子供が3人以上いる人なんです。忙しい
はずなのに、そういう人の方が協力してくれるんです。」
 
妻が、PTA関係のことをやっていて、同様のことを話していた。「時間ありそう
な人が、意外と協力的じゃないのよね〜。」
 
どういうことなんでしょうかねえ。
まあ、忙しい人に仕事が集まるというのは、我々の業界でもありますが。

世の中、働く人と働かない人に分かれるということなんでしょうか。暇であるこ
とに幸福を見いだす人と、動いていることに幸福を感じる人がいるということで
しょうか。

うーん。

2010年3月24日水曜日

ネタがないと...英語もしゃべれない

なぜかわからないが、他の研究室で修士を取った学生が研究室を訪ねてくれるこ
とがある。卒業式の日には、10年ほど前に終了したT嬢がひょっこり現れた。
 
彼女は、高校の教師をしていたのだが、ふと!? ニュージーランドで日本語を教
えるというプログラムに参加した経験を持つ。職を辞してまで、出かけていった
わけだが、何と今は、同じような志を持つ人達を派遣・紹介する小さな会社に勤
務しているのだという。
 
その人達に話しているのが、「ネタの重要性」だそうだ。
 
「後輩に話してくださいよ。」と言われたのが、生活環境学科はネタの宝庫だと
いうこと。身近な環境を扱っているから、勉強したことが生活の中で話題にでき
るというのだ。
 
「外国に行けば、英語がしゃべれるようになると思っている人が多いけど、大間
違い。コミュニケーションを取るには、相手に興味を持ってもらえる話題がな
きゃね。日本人だけでつるんでいる人達は、だいたい、しゃべることがないの
よ。」と手厳しい。
 
我々の会話には、身内の会話というのがある。有り体に言えばウワサ話。でも、
これは身内じゃないと面白くないんだな。背景が異なるとウケない。ウケるため
には、相手に興味を持ってもらえる話題を用意しておく必要がある。それが生活
環境学科では学べるというのだ。

ネタは、何も言葉でなくてもいい。
彼女が例に挙げたのは写真。普段の日本の様子を写真に撮っておいて見せるとい
うやり方。写真を見ながらだと、相手がどこに興味を持つかもわかるし、いいネ
タなのだが、こういうものは日本で用意しておかないといざというときに使えない。
 
「普段の勉強のどこが将来役立つかなんて、わかりませんよ。」というのが、彼
女の体験に基づくアドバイス。何でも吸収しておくべきということでしょうか。

2010年3月2日火曜日

いきいき研究室増産プロジェクトでの研究室紹介

2月末、何とか全員が卒業論文を提出。研究室に静かな日々が訪れつつある。
 
さて、思い返せば学科要旨の提出日。提出直後に、M先生の紹介で研究室を訪れ
た岡本さんという院生がいた。彼女は、大学の研究室を研究しているのだとい
う。30分ほどであったか、インタビューを受けた。
研究室の研究にはまっているのだそうだ。学生にとって一番身近な場所のはずだ
が、その運営のノウハウなどは共有されていない。実際、いくつもの研究室を訪
ねてみると、それぞれが特色を持った活動をしている。そういうものをオープン
にしたいと考えているようだった。
 
立派なホームページを持っていて、そこに環境デザイン研究室のことをレポート
してくれたものが掲載された。ご一読いただければ。
 
近々開催されるシンポジウムについても、告知されています。私は行けないので
すが、ご興味のある方はぜひ。